調教判断の難しい馬

今日は重賞に出走する馬の追い切りについて話すよ。

ラジオNIKKEI賞に出走するイコピコは良く見えた1頭。反応が良かったし、前回より動きが良くなっている。ただ、前走はタイミングよくゲートが切られたけど、今回はゲート難が心配。このレースはお客さんの目の前でスタートするからね。出遅れも覚悟して予想をしたほうがいいんじゃないかな。

ストロングガルーダはゆったりさせた感じの調教には好感が持てたけど、この馬については1800mの距離が微妙なところだね。

イネオレオは追ってからの反応が良かったし、同厩のロードロックスターも良かった。ロードはテンが控えめだけど、最後までビッシリやっていた。この時期にこれだけできるのはいいし、重心も低くなっていたね。この厩舎の2頭で決まる可能性もなくはないと思うよ。

アドマイヤメジャーもビッシリやれていて、まずまず。テンから13秒台でいっているぶん、終いがかかっているけど、馬体を絞りたいという意図が感じられる内容だったね。

気になった1頭としてケイアイドウソジンを挙げておきたい。個人的に前走のロベリア賞時の調教は、走りを見たら買えないというくらい、走りのバランスが悪く感じた。それで勝ったのだから、この馬のいい時の判断が難しいんだよね。今回の調教は、走り方が良くなっていて、前回のような悪いところは見られない。これが実戦いってどうなのか。僕としてはいいんじゃないかと見ているけどね。

函館スプリントSからも調教の良かった馬を1頭だけ挙げておこう。3歳牝馬だけど、グランプリエンゼルは古馬みたいな調教の走り方で、なかなか良かった。テレビの週刊UMAJINで「A評価」にしてもいいくらいだったよ。

有力馬を前に一番レースしやすい位置

レース前に、どうしても逃げたいという馬がいないと話していた宝塚記念。スタートしてから行く気を見せたノリのスクリーンヒーローを交わして、コスモバルクがハナを切った。でも、バルクは最近ハナに行ってなかったこともあって、行きっぷりが悪く、ちょっと競馬を忘れている感じだった。以前のような粘りもなくなっているよね。

2番手のスクリーンヒーローはバルクを行かせて2番手。ノリは自分でペースをつくろうという乗り方だったけど、結果的に2番手以下のペースはマイペースでいったこの馬がつくったね。バルクは止まると見込んで、無理には追いかけず、バルク以外には速くない流れになった。

レース前の馬体重に注目していたサクラメガワンダーはプラマイゼロ。ちょうどいい仕上がりだったと思う。レースでは3コーナーから勢いがついたこともあり、早めに動いて外を回ってきた。ディープスカイやドリームジャーニーみたいな切れる脚がないぶん、先に動かざるを得ないのは仕方のないところ。思い切った競馬ができていたし、負けはしたけど、祐一も悔いはないんじゃないかな。

サクラが早めに動いたことで、ディープスカイも追いかけざるを得なくなった。本来ならそこで楽についていかないといけないんだけど、ギリギリの仕上げで調教が硬く見えた影響もあったのか、追い出してからの反応が鈍く思えた。前半、掛かっているようなところもあったし、そのあたりで思っていた以上に苦しいレースになったのかもしれない。

ドリームジャーニーもワンテンポ早い追い出しだったけど、この馬は元々、追ってからの反応がいい馬じゃないから、それでちょうどいいタイミングになったと思う。有力馬のほとんどがこの馬のすぐ前にいて、他馬を見ながら一番レースのしやすい位置だったね。この馬自身の脚の使いどころもピッタリはまったし、いいレースができたんじゃないかな。

4着のカンパニーは前に行って早めに動いた。これは勝負がかかってのことだからしょうがないし、この馬らしい競馬はできていると思う。死んだフリでじっと我慢するという策でいったとしても、勝てるだけの決め手が繰り出せたかもわからないからね。

スクリーンヒーローは追い切りから体調がさほど良くないと感じていたけど、5着まできたなら十分。逆にインティライミは調教で前走より動きが良くなったなと思っていたけど大敗。いい時の競馬の感覚が戻っていないのかもしれないね。

天皇賞の1、2着馬マイネルキッツアルナスラインは直線で前が塞がってしまったね。あれがなければ、伸びてきたのかはわからない。着にはきていたかもしれないが、インをとる馬の宿命。しょうがないけど、それも競馬なんだよね。

安パイか、それとも一か八か

春最後のGI・宝塚記念。なかなか予想の難しいメンバーになったと思う。それではまず展開について話そうか。

絶対に行く、という馬はいないけど、アドマイヤフジ、スクリーンヒーローはある程度前かもしれないね。川田とノリだと、ノリのほうが思い切った競馬をする可能性は高い。鞍上加味ならテツのインティライミも行く候補の1頭だろう。それにカンパニーを加えた4頭。ハナに立つ可能性があるのはこのあたりかな。ハナに立った馬はマイペースになるだろうけど、それでも全体としては平均ペースの流れになるんじゃないかと思う。

人気を集めるのはやはりディープスカイだろう。後ろから行けば決め手のある馬だけど、このメンバーでそういう乗り方になるだろうか。最近は前目につける競馬もしているけど、それをやると本来のいい脚を長く使えないから、2、3着になる。

この馬自体が最近、いろんな競馬をしているよね。どんな競馬でもできるという強みはあるけど、逆を言えば、この馬に今どういう乗り方がいいのかわかりづらくなっているとも言えるんじゃないか。安パイで乗るか、一か八かなのか、それによって着も変わるだろう。

サクラメガワンダーは水曜に調整程度をやって、木曜はビッシリ。反応も良かった。ここを狙っているなという感じはする。ただ、普段、こんなに強い調教をやらないだけに、この後、ガクンと馬体が減らないかが心配だ。当日の馬体重はチェックしておきたいよね。これで、プラスで出てくるようなら、この馬から買うという手もあると思うよ。

ドリームジャーニーは後ろからいく馬だけに展開に注文がつくが、今回は14頭立てで、10番手以内にはいると思う。楽に追走ができると思うし、今回は流れが向きそうな感じだ。あまり遅い流れになるとキツイけど、今回は平均ペースになりそうだから、この馬には合う流れになるだろう。ディープスカイがこの馬の前にいるはずで、それを見て競馬をすれば動きやすい。ただし、追い出してからの反応がワンテンポ鈍いところがあるから、内回りコースで外々を回らされたら届かなくなるだろう。いかに内を回れるかにかかっているんじゃないか。

木曜追いだったアルナスラインは変わらず、調子落ちはなさそう。前走の天皇賞は勝負どころで外を回ったのがマイネルキッツとの差。キッツが本当に上手く乗った感じだから、この馬のほうが力はあるともとれるよね。

そのマイネルキッツの前走はインでロスのない競馬。マサミを褒めていい内容で、本当に上手く乗ったと思うけど、あんな上手い競馬はなかなかできるもんじゃない。同じ1枠に入ったけど、同じことをもう一度やるのはかなり難しい。馬、競馬は生き物だからね。デキは前回のいい状態をキープしているけど、この馬は競馬に集中しないところも多少あるし、前回の内容をもう一度は望みにくいと思う。

カンパニーも順調なデキだ。枠が遠いから、ハナはないだろうけど、外だから行こうと思えば楽に前をとれるだろう。バテた馬を残すのが上手い岩田が乗るのもおもしろそうなところだよね。あと、有力どころではスクリーンヒーローがいるけど、ちょっとこの馬の追い切りからはいい頃の走りが見られない。身体の使い方がまだ本物じゃない印象。

個人的におもしろそうだなと思うのがスマートギア。デキはとにかくいい。もちろん力的に、ここでは足りない馬なんだけど、ユタカがいい意味でズルい競馬をしてくれれば、調子の良さを活かせるかもしれない。たとえば、他が動き出すのを待ってから動くとか、遅い流れだったら早めに動いてしまうか。中途半端に他馬と一緒に動いたらダメだと思う。「あんな無謀な策」と思えるくらいがちょうどいいと思うね。

ディープはプラマイ・ゼロかな

今週は春最後のGI宝塚記念だね。それでは各馬の追い切りの様子を順に話していこう。

まず、アドマイヤフジ。いつも良く見せる馬だけど、相変わらずいいね。身体の使い方など、ホントいい走りをする。今回も自分なりの競馬ができそうな感じだ。

エリモエクスパイア。もともとこういうタイプなのか僕もはっきりとはわからないけど、動きとしては重苦しい感じだったね。

サクラメガワンダーは木曜追いということで、水曜までしか見てないんだけど、15-15をリラックスして走れ、すごく良かったね。最終追い切りにも注目しておきたいと思う。

スクリーンヒーロー。硬さがとれているという点では、まだ前回よりも多少良くなっている。ただ、いい時には身体全体をバネのようにして走るこの馬が、まだクビだけで走っているんだよね。

スマートギアは時計こそ遅いけど、軽快でいい走りをしている。あとはこの格の相手でどのくらい通用するかだろう。

ディープスカイについて、動き自体は軽くなっているんだけど、前回素晴らしいと思った柔らかさがなくなってしまった。そこが欲しかったよね。軽くなったこととでプラスマイナス・ゼロなんだけど、この変化がどう出るかだろう。言うまでもなく、元々の能力はある1頭だよ。

ドリームジャーニーはキビキビとした動きで良かった。これくらいやれていれば上等だ。

マイネルキッツは身体全体を使って、気分良さそうに走っていた。順調そのものだし、また番狂わせをやってのけるかも。栗東滞在の環境の変化などにも、まったく心配はいらないね。

モンテクリスエスは追い出されてから、左にモタれていた。良く見えなかったし、まだ本当の状態ではないんじゃないかな。

今日はこんなところかな。木曜追いの馬とレース展望については、また明日に話すことにしよう。

3コーナーで準備ができていれば…

マーメイドSを勝ったのは逃げたコスモプラチナだったね。ハナに行って、この馬の競馬をしただけだと思う。内枠だったこともあり、スタートしてから自然に出していって、無理に押してはいかなかった。それで折り合いもついたし、2番手のユタカも抑えたことでマイペースの逃げができたね。シンプルに勝因はそこだと思う。

その落ち着いた流れのなかで、3番手にいたのがニシノブルームーン。この馬のポイントは3コーナーを回ったところでのコースどりだと思う。

外から2頭が被せてきた時にそのままラチ寄りをキープしていたけど、そのあと、前のレッドアゲートと距離が縮まり、4コーナーでは出すところがなくなってしまった。2頭が来たときに、レッドが下がってくることを予測して、外に張り出すように回っていたら、スムーズだったんじゃないかな。そこから動くということではなく、自分の進路を確保しておくということなんだけどね。

4コーナーから直線にかけては、4回くらい内か外かで迷っているようにも見えた。最後は内から抜けてきて2着だったけど、スムーズじゃなかったぶんのロスはあったと思う。「タラレバ」で結果はわからないけど、前を捕まえに行ける位置にいたとしたら、結果は違っていたかもしれない。もちろん早く動いて大敗の可能性も含めてだけどね。

3着のリトルアマポーラは積極的に早め早めの競馬。内回りコースで積極的な乗り方をするのは、早く動かなければならないぶん、切れがなくなるのはしょうがないところ。この馬本来の競馬ではなかったけど、上手く乗っていると思う。新しい面が引き出せたんじゃないかな。

ベッラレイアもよく追い込んできてはいる。内回りで前が残る競馬になったけど、追い込みなりに最短距離のコースどりができていた。精一杯の競馬はしていると思うね。レッドアゲートは前にいって、ペースを利して残った。この馬も精一杯の競馬はできていたと思う。

疑問が残ったのはザレマ。調子は良かったと思うんだけど、いつもより行きっぷりが悪く、落ち着きすぎていた。レース前は掛かるかと思ったくらいなんだけど、そんなところがなかったよ。変に落ち着きすぎていたのが敗因なのかもしれないね。

理想的なのは好位の馬

今週の重賞はマーメイドSだけだね。まず、木曜追いだった馬について話しておこうか。

リトルアマポーラは調教の感じからは良くなってきている様子。反応も良かった。体調は良さそうだ。ただ、この馬は自分の競馬しないといけないタイプで、勝ちにいく競馬ができないと思う。展開の注文がつくから、そこが不安材料だよね。

クラウンプリンセスも木曜追い。時計もそこそこ。順調で、動きとしてはいい部類。ちょっとこの前の敗因がわからなくて、掴みづらいところはある。

さて、今回のメンバーを見て感じたのはどの馬も一長一短。それに加えて今回は人気どころの馬たちが同じような脚質で、自分で競馬をつくれないタイプが多い。終いは確実に脚を使えるんだけど、流れ次第では惨敗もあるという感じ。

例えばそれはベッラレイア、ムードインディゴ、リトルアマポーラといったあたり。ハンデ戦だけにどういう競馬になるかにもよるけど、仮にペースが速くなった時には、あっさり3頭で決まることもあるだろうね。それだけ人気馬はどれも調子がいい。

逃げそうなのはコスモプラチナブーケフレグランスは行ききるまではしないだろう。このメンバーではペースは速くならないだろうけど、内回りということもあって、遅いなりに仕掛けは早くなると思う。そして皆が速めに動くとなると、追い込みの馬たちは3、4コーナーで外を回らされるロスが出てくる。そうなると好位の馬が理想的な位置ということになるね。

そういう意味ではザレマが一番、競馬がしやすいんじゃないか。ただザレマは距離的にどうかという心配がある。上手く抑えが利くのならと、条件はつくよね。前走ヴィクトリアマイルはあのメンバーのマイルとしてはあまり速い流れではなかったとはいえ、すんなり中団で折り合えていた。この馬としては珍しいなと感じたよ。馬場も悪く、キツイ競馬をしてきたわけだけど、今回の体調も悪くない。スタートしてからの折り合いだけだね。

好位で競馬をしそうなニシノブルームーンも展開が楽になりそうだし、体調もいい。柔らかい走りをしているから、長めの距離もいいだろう。ハンデも52キロ。人気がないのならおもしろい存在だよね。僕はこの馬から買ってみようかな(笑)。

良く見えた馬が少なかったかな

今日はマーメイドSの追い切りについて話そう。

まず、ベッラレイアは身体全体を使って走って走れていたし、鞍上の手もちょっと動かしただけ。時計は平均的に速かったくらいだったけど、キビキビとしたいい動きが目立った。

ムードインディゴも身体全部を使えていたね。ヴィクトリアマイルの時の追い切りはあまり印象に残ってないんだけど、今回良く見えたということは、前走から良くなっているということだろうね。坂路で51秒台だったけど、終いも追われてしっかりしていたよ。

ザレマは調子の良かった前走から変わらずにきているね。ただ、今回は2000mの距離がちょっと微妙だと思う。レースにいってどうかだろう。

穴としておもしろそうなのはニシノブルームーン。時計はエラーで3Fが37秒というのはそれほど速くないんだけど、すごく柔らかい走りをしていた。短い距離で忙しい競馬より、今回の距離の方が良さそうでもある。

レッドアゲートは5Fの時計はさほどでもないんだけど、1Fだけスッと動いて、反応がいいなと感じた。今回もすごく良く見えたという馬は少ないんだけど、出走馬でいいなと思えたのはここまでの5頭かな。

ブーケフレグランスは頭が高いけど、身体は使えていた。ただ、その頭が高いことで、姿勢が沈んでこないのが気になるね。こういう走りだと決め手がなくなるし、今回のメンバーに入ってどうかというところもある。オープンに入っていいところもないしね。ちなみに距離は大丈夫だと思う。

マイネレーツェルは日曜日に速いところをやったようで、時計にならない調整程度の追い切りだった。ただ、軽い内容にしても、良くなった感じはしなかった。レインダンスも時計はいいところをやっているんだけど、そんなには良くみえなかったかな。マーメイドS組についてはそんなところだね。

あと、今週は新馬戦が始まるね。何頭か調教を見ることができたんだけど、いいなと思えたのはフランジパニ、コロラトゥーラ。あとエーシンダックマンの反応がよかったね。新馬戦を楽しみにしている人は参考にしてみてよ。

シンゲンはマークする相手を絞れた

エプソムCは堅い結果になったね。ラップの時計はやや速かったようだけど、ずっと平均ペースで極端な流れにはならなかった。前に行った馬が粘っているように、落ち着いた流れになったと思う。

勝ったシンゲンはマークする馬を前において、ある程度マークする相手も絞れたことが良かったんじゃないかな。一番楽な競馬ができたと思う。上手く運べていたから、もう少し最後はスッと伸びてくると思ったけど、案外だったのは、ヒカルオオゾラも脚を使っていたからだろう。

ヒカルオオゾラはちょっとタイミングが早かったかもしれない。3、4コーナーで外に出したところで、前に壁がなくなったぶん、スーッといってしまった。あそこで抑えて馬とケンカになっても仕方がないからやむを得ないんだけど、粘っていいところがあっただけに、もう少し直線に入るまででガマンができていれば、勝っていたかもしれないね。

キャプテンベガも折り合いがもっとつけば、違う結果が出ていたと思える1頭。ペースが落ち着いたこともあるし、行きたがってもノリが無理に抑えることをしなかった。それで道中上がっていったところがあったけど、あれだけ走れたわけだから、折り合いがついていれば、さらに上の着もあったかもしれない。でも、以前よりムラな面がなくなっているのはいいと思うよ。

あとはショウナンラノビア。思い切って行ったけど、粘れるようになっている。今後、内枠からすんなり楽に行ければ、重賞を勝てることもあるんじゃないかな。

CBC賞のほうは、勝ったプレミアムボックスがハマったなというレース。向こう正面で後ろから2番目の位置。そこから3、4コーナーで動いていって、展開も上手くいったね。

それに対して、直後の位置にいたアーバンストリートはちょっと抑えすぎたような気がする。出遅れもなく、あの位置に下げたわけだけど、シンガリからの追い込みには不利な馬場で、直線だけの競馬をしても届かないよね。同じような位置でも勝ち馬とはそこが違っていた。

エイシンタイガーは良く粘ったと思う。ゴチャついた流れで速かったし、それであれだけ粘れたのは大したもの。52キロのハンデで粘れたのはあるけど、今回一番上手い競馬ができたんじゃないかな。

ソルジャーズソングは最後、追い込んできてはいるけど、ゴチャゴチャと固まって追いづらそうなところもあった。横に広がりやすい中京の競馬で外を回らないといけなかったのはロス。距離得だったエイシンとはここが違った点だよね。

3着のスピニングノアールはこんなものかな。いつもそこそこの着にはくるんだけど、ワンパンチが足りない。ただこの馬なりによく走っていると思う。

レースのカギはニルヴァーナが握る

今日はエプソムCのレース展望について。

まず、シンゲン。調教もキビキビとした動きだったし、この馬自体のデキは悪くないと思う。ただ、今週末はまた雨の予報もあり、馬場がどれくらいになるか。東京コースは硬めの馬場で走りやすく、新潟にも似ている。コースに実績があるシンゲンだけど、トビのキレイな馬だけに馬場だけは心配だね。

ヒカルオオゾラも頭が高く、跳びも大きいが、こちらは叩きつける感じの走法をするから、ある程度は道悪もこなせると思う。その点ではシンゲンより心配は少ないね。

人気はこの2頭が分け合う感じになるのかな。

キャプテンベガは変わらず順調にきているけど、折り合いの難しい馬。上手くいけばいいけど、1800mで折り合うためには最後方の競馬になるかもしれない。そうなるとどれくらいハマるかになるし、来ても4、5着あたりなんじゃないかな。

あとはアーネストリーダイシングロウあたりだろうか。ダイシングロウはそこそこの着にはくるんだけど、パンチ力が足りない印象。

それならショウナンラノビアあたりがおもしろいと思う。具合は順調なだけに、他馬が後ろで牽制しあったらチャンスがある。前走、体調はまずまずだったけど、個人的にはGIでは足りないと思っていた。もっと掛かる馬という印象があったのに、そんなところもみせなかったし、今回は1800mでゆったり行けるぶん、前にいくこの馬はいいだろう。

ただこのレースの流れはニルヴァーナがカギを握ることになる。

前にいくであろうショウナンよりニルヴァーナが内にいるから、ともに出していこうとすれば、ニルヴァーナのほうが有利。このかたちだと必然的にペースは速くなるよね。ショウナンは折り合って、ペースを落とせるかにもよるけど、ニルヴァーナが出していかない場合、ペースは落ち着くだろう。

ヒカルオオゾラはある程度前にいく。前が楽な流れになれば、この馬だろう。逆にヒカルオオゾラにつられて前が激しくなれば、シンゲンのレースになる。そんなところからもニルヴァーナがどう出るかで、いろいろ変わってくるんだよね。あとは馬場の影響がどれくらいになるかだろう。

簡単にCBC賞の話をしておこうか。今回は中心馬不在で皆いい勝負だ。こういう時は馬券に手を出さないほうがいいかもね(笑)。ちなみに調子が良さそうなのはソルジャーズソング、アーバンストリートの7枠2頭とタニノマティーニ。ハンデも重要かなと思っていたけど、手頃なのをもらったのはコウユーキズナスピニングノワールあたりだね。

唯一の3歳馬エイシンタイガーは初めて古馬との対戦。人間でもそうだけど、初対面で迫力のあるのに囲まれたら萎縮してしまうように、揉まれたら苦しいよね。逃げや追い込み極端な脚質ならまだしも、この馬は好位からの馬だから、まだ経験が必要だと思う。

今回は何が何でも行きたいという馬はいないけど、激しい流れになりやすい中京芝1200m。ハンデ戦でもあるし、意外な結果になるかもしれないね。

GIのあとのGIIIは…

GIシリーズもひと段落して、今週はGIII戦。GIの谷間の週でも思うことなんだけど、GIに挑む馬たちの調教を見慣れてしまうと、格下の馬の調教を見た時にどうも物足りなく感じちゃうんだよね。

そんなわけですごく良く見えたという馬はあまり多くないんだけど、印象の良かった馬から挙げていこう。

まず、エプソムCのヒカルオオゾラ。時計も良かったし、動きは身体全体を使っていていいものだった。前走はやや硬さが見られたのが、今回は身体の使い方がよくなっていて、反応も良かったね。

アーネストリーの時計はそんなに速くなかったけど、動き自体はキビキビとしていて、なかなかだったと思う。ただレースにいって時計勝負の1800mはキツそうな印象があった。

メイショウレガーロは頭がちょっと高かったけど、反応は良かった。前走の成績が悪くて人気を落としたとしても、動き自体は悪くないし、良くなってきている。

シンゲンはキビキビとした動きでデキは良さそう。良く見えたのはこのあたりまで。ミストラルクルーズは首の使い方は良かったんだけど、動きが全体的に重かったんだよね。

CBC賞のほうも少しだけ話しておこうか。

アーバンストリートの時計はまずまず。しっかりしていたし、出走馬のなかでは一番印象は良かった。ソルジャーズソングは追ってしっかりしてた。ただスピードが足りなそうな感じで時計勝負になると苦しそう。タニノマティーニは身体全体を使って、順調そうな感じ。高齢馬だからいきなり良くはならないけど、徐々に上向いてきているんじゃないかな。トレノジュビリーも順調だったよ。