水曜日に視察した栗東トレセン。ディープインパクト、メイショウサムソンについては前回話したけれど、その他の馬の調教も甲乙つけがたいほど良かった。ドリームパスポートもいい動きをしていたし、フサイチパンドラも中1週にしては速い時計を出していて、最近の充実振りがうかがえた。
さすが国際舞台だけに、どの陣営も出走させて恥ずかしくないだけの仕上げを施しているなという印象だ。近年は日本馬のレベルも上がり、世界的にも認められはじめてきた。ICSC(国際セリ名簿基準委員会)のパート1国に昇格したのもそのひとつだよね。
そういった状況だけに、今回のジャパンCは世界中の関心を集めているといってもおかしくない。特にディープインパクト、ハーツクライはかなり注目されているだろうね。
そのディープは海外遠征の疲労も感じられず、ほぼ万全の状態。追い切りでは見ている方が「ちょっと遅いかな」と思うくらいのゆったりした動きで、想像以上に速いタイムを出してきた。これは調子がいい証拠だろう。
この馬を負かしにいくのがハーツ、サムソン、ウィジャボードの3頭。そして自分の競馬に徹して、あわよくばの一角崩しを狙うのがドリーム、コスモバルク、スウィフトカレントだろう。
展開としてはトーセンシャナオー、ハーツ、バルクが先行集団。それをサムソンが追って、ドリーム、パンドラがさらにその後方。ディープはこれらを見る形になるんじゃないかな。スウィフトは虎視眈々とディープの後ろでジッと脚を溜める。
問題は誰が、どこで、どう仕掛けるか。そこがこのレースで一番の見どころになるだろうね。勝ちに行くのならばディープよりも先に仕掛けるべきだし、あえて2~3着を狙うのならばディープの後に仕掛けるだろう。
トップジョッキー同士の思惑のぶつかり合い、駆け引きは、かなり見応えがあるはず。そのなかでも中心になるのは、やっぱりディープ。色んな騒動を吹き飛ばす走りを期待しているんだ。



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