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坂井千明・プロフィール

坂井千明
元JRA騎手。現在は競馬番組キャスター(ケイバdeブレイク・BSフジなど)を始め新聞・雑誌で幅広く活躍中。また、乗馬学校、JRAイベントなどでの実地の騎乗指導にも力を入れている。

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坂井千明のコースの達人
元馬場委員長としてJRA全競馬場の改修に携わり培った知識が凝縮したコース本の決定版です。

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« 混戦GIで気になる空模様 | メイン | 追い切り情報と、採決に思うこと »

「思った通りの競馬ができました」というユタカのコメント。なるほど、確かに見事な騎乗だった。

半マイルの競馬とでもいおうか。中京で追い込みは決まりにくいということを熟知した上での早め、早めのレース。もちろん、流れが遅くなったこともキッチリ読んでのことだ。

中団の外め、プリサイスマシーンの後ろで馬場のいいところを通り、直線ではまっすぐ伸びてきた。馬の力を信じていたからこその好騎乗。仕掛けのタイミングもバッチリだったね。

対照的だったのがマイネルスケルツィ。もう少しいかせてもよかったんじゃないかな、という感じ。できるだけ馬を刺激したくなかったのかもしれないが、スズカが早めに出てきたときについていったら違う結果が出たかもしれない。

馬場のいい外をよく伸びて2着のペールギュントはのど鳴りのこの馬にとって恵みの雨だったのか。重賞2勝の実績馬の復調を思わせる末脚だった。4着ビーナスラインはもう少し距離があれば…という感じ。あの競馬では、中京1200mだとさすがに届かない。

残念、無念はシーイズトウショウ。馬場の一番悪い内に最後まで閉じこめられてしまった。これでは力は発揮できない。人馬ともに責められない。

プリサイスマシーンは、やっぱり前走がピークだったんじゃないかな。本来なら4コーナーでもっと動ける馬なはず。そこの反応の違いで2着馬にも差されてしまった感じ。ピーク時ならば勝ち馬とも際どい競馬ができたと思う。

全盛期のガツンとしたところがなかったオレハマッテルゼ、鞍上との相性で不安が的中してしまったアンバージャックと、いわゆる伏兵視された馬はもうひとつ力を出し切れなかった。

好騎乗、展開、馬場とすべてが上手くいったのがスズカフェニックスだが、スプリントで2馬身半は力の差。主役不在だった短距離戦線に楽しみな存在が生まれたといってもいい。

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