楽しみにしていたオークスの公開調教。ファンの皆さんと触れあえる機会だから、今回も張り切ったよ。いま美浦で最も旬といわれている男、マサミ(松岡騎手)を連れてきて掛け合いだ。
「おいマサミ、ハロースピードの調子はどうだ?」
「いいですよ」
「本当にそう思っているのか~。オマエ、ホントのこといえよ(笑)」
「そういうこといわないで下さいよ(笑)。ホントにいいですって」
なんてやり合った。自分では、結構ウケていたと思うんだけれどな。まぁこの場では冗談みたいになってしまったけれど、実際に調教の動きを見ても、ハロースピードは順調という感じだったよ。角馬場なんかの様子からはレースに向けて馬の気持ちが高まっているみたいだったから、マサミもそのあたりを考慮して乗るつもりじゃないかな。2400mの長丁場、なんとか馬をなだめて頑張ってほしい。
他に追い切りで目立ったのはミンティエアー、アドマイヤスペース。カタマチボタンもいい動きをしていたね。
そうそう、ダービーの一週間前追い切りでサンツェッペリンも見た。1週間ちょっとのリフレッシュ放牧を経て、さらに調子を上げている印象。誠(斎藤誠調教師)も愛馬の順調さからきているのか、いい表情をしていたよ。
さて、最後に恒例の質問に答えよう。道悪、牝馬、長距離が得意なジョッキーはいるのか、か……。各論ではなくて、質問についての根本的な答えになるんだけれど、これはハミあたりが柔らかいか、固いかということで違いが出てくることなんだ。
あたりが柔らかいジョッキーは敏感な牝馬を御したり、気難しい馬で長距離をこなすことができる。対して固いジョッキーはガチッと馬をおさえ込む分、道悪馬場でも馬がノメりにくい。
ユタカ(武豊騎手)なんかは、よくいわれているようにあたりが柔らかいほうだね。固いほうでいえば、アンカツ(安藤勝騎手)かな。ただ、馬の個性にもよるし、それによって乗り役もあたりの強弱をつかたりもするから、残念ながら一概には「○○が道悪が得意」とかは言いづらいんだ。ジョッキーの個性、ととらえてもらうのが一番いいかな。



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