まず触れたいのは、新潟での大きな地震のこと。何度も訪れて思い出深い地だけに、すごく気になっている。被災地の皆様には心からお見舞いを申し上げます。
この地震で、馬も怖い思いをしたと思う。今のところ被害は見受けられないとのことだが、精神的にかなり動揺したはずだ。人のためにも馬のためにも、これ以上被害が広がらないように祈っている。
レースの後に若手から電話がかかってくることは結構あるんだけれど、この間は隼人(吉田隼騎手)がかけてきた。アイビスサマーダッシュでの、アイルラヴァゲインの乗り方に関してだ。
話を聞くと、どうも悩んでいるらしい。もっと巧く乗れたはずだ、と思っているようだ。客観的に見れば特に問題のない騎乗だったのだが、本人は「ああすれば良かったですかね」「こんな乗り方だったら…」と満足していない様子だった。
乗り役にとって、こういった悩む姿勢というのは、すごく大事なこと。それだけ向上心があるということだからね。もっと巧くなりたい、もっとたくさん勝ちたいという気持ちが強いほど、伸びる。成長するんだ。
だから僕はこういう相談を受けるのが楽しいんだよね。成長している過程が感じられるというか。まぁ、時には叱咤激励もするけれどね、頑張れ! って。
最後に、先週気になった事柄があったので取り上げたい。土曜日の函館11R、ピサノペガサスがインコースで他馬に被せられると、スーッと下がっていってしまった。そしてそのまま大差のシンガリ負け。
故障かな、と思ったが、どうもそうではないらしい。審議にもならないし、その後の説明もない。観ている方からすると腑に落ちないよね。
主催者側には、こういう時にアナウンスしてほしい。特にピサノは3番人気馬。応援していたファンも多かっただろう。「なんで?」という思いを抱えたまま、次のレースじゃやりきれないはず。こういうことこそ、本当のファンサービスだと思うんだけれどな。



坂井さんにメッセージを送る