上がり33秒3の末脚で後続を突き放し、さすがGIの常連という存在感を見せたカンパニー。1分31秒8という新潟マイルのタイレコードはもちろん、シンボリグランにつけた3馬身半差は実力の違いを証明するもの。これまで戦ってきた相手が違う、と言わんばかりの快勝だったね。
この強さを感じさせる勝ち方の裏には、新潟コースの適性があったように思う。平坦で直線の長い左回りという条件が、まさにピッタリと思わせる走りだった。
思えばこの馬の兄、レニングラードやニューベリーも新潟で好走していたよね。その血統面も今回の勝利を後押ししていたんじゃないかな。
逆を言えば、今後の課題はこの走りが今回の条件以外でできるかどうかということ。たとえば坂のあるコース、東京ではどうか。秋の目標は天皇賞になるだろうし、少し先の話だが、そこは鮮烈な勝ちっぷり以上に記憶に留めておきたいポイントだ。
今後ということでは、期待できそうなのがシンボリグラン。今回は課題のスタートも成功し、スンナリ先行、道中折り合って、直線は早めに抜け出す……と、レース振りがチグハグだったこれまでとは雲泥の差。
これは精神面の成長あってこそのこと。特に印象的だったのは、前に馬を置かなくても折り合えたところだね。ムキになって走るようなシーンもなかったし、こんな感じだったら、これからは自分でレースの流れを作ることもできるんじゃないかな。良いレース内容だったね。
他に印象的だったのは、カンファーベストが今回は真っ直ぐ走っていたということ。結構難しいタイプの馬なんだけれどね。これは江田(江田照騎手)の教育の成果もあったと思う。
マイケルバローズ、カンファーベスト、ストーミーカフェと、3~5着はどれも健闘しているというか、自分の時計では走っている。今回に関しては、勝ち時計が速すぎた、もっと言えばカンパニーが強すぎたということだと思う。それほど1頭が際立ったのが、今年の関屋記念だったということだ。



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