札幌競馬場は洋芝といって、クッション性が高く馬の脚に負担が少ない芝を使用している。その他の特徴としては、見た目が美しいこと、馬が走る際にパワーが要求されるということがある。
100%洋芝だけの競馬場は、函館とこの札幌(この両者は使用している芝の種類で若干の違いがある)だけ。それだけに、ある種特異な要素として、レースを予想する場合には洋芝の適性も考慮すべきだと思う。
その時、一番良いのが過去に洋芝を経験しているかどうかということ。たとえばアドマイヤキッスは2歳時に札幌で2走していて、うち勝ったレースでは2着馬を0秒8も離す楽勝だった。
キッスがこれまでに強い相手と戦って揉まれながら経験を積んできたということ、さらに脚質に自在性があるということに加え、札幌の馬場で良いレースをしていることは、このレースでかなり有利な条件になる。
ただ、今回はキッスを脅かす存在としてアサヒライジングを挙げたい。洋芝の経験はないが、これまでの走りを見ていると、対応できるように思うんだ。
それに右手前が得意なアサヒにとって右回りというのは好条件だし、ただでさえ小回りのコースで馬場状態が絶好というのも先行タイプのこの馬には大きなプラス材料。GI2着3回(海外含む)、3着1回という実績からは重賞を勝っていないのが信じられないほどだが、ここでの悲願達成も十分にあるんじゃないかな。
展開的にはこの2頭中心に考えていて、続くのが昨年のクローバー賞(札幌)をレコード勝ちして高い洋芝適性を示したイクスキューズ。さらにはアサヒの手綱をとるヨシトミ(柴田善騎手)の出方次第でチャンスが広がるシェルズレイ。アサヒにあまり早く動かれると厳しいから、できれば後ろを牽制して、少し仕掛けを遅らせるようなレースをしてほしいところだね。ともかく、他力本願的になることは仕方ないかな。
洋芝といえば、ディアチャンスは札幌、函館通じて8戦と、豊富に経験している。前回の内容からも注目すべき1頭だね。
怖いのは忘れた頃のフサイチパンドラ。鉄砲駆けするタイプだし、馬体重次第では一発あるかもしれないから気を付けたいところだ。
初めに書いたけれど、洋芝はとにかく見た目が美しい。先月僕が見に行った時も、鮮やかな緑が広がっていた。今回も、きっとみんなの目を楽しませてくれるはずだよ。



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