暑い、暑いと言っているうちに、もうお盆の時期になる。こんなに暑いんだけれど、暦の上では残暑なんだよね。なんだか腑に落ちないけれど、それでも季節は進んでいると思いたい。
残暑見舞いではないけれど、僕には皆さんからメールで質問や応援のお便りが来る。いつも本当に励みになります、ありがとう。今回はそんななかから、いくつかの質問に答えていきたいと思う。
まず、「騎手は競馬新聞を見るのか」という質問。これはイエス。かくいう僕も現役時代に良く見ていた。
といっても、あくまで参考程度なんだけれどね。人気になっている馬をチェックしたり、逃げそうな馬を確認したりってところ。だって、実際のレースでは本命の馬の手応えが悪かったり、逃げ予想だった馬が出遅れたりなんて出来事がほとんどなんだから。マジメに見て信じている騎手はあまりいないと思うよ。でも馬の悪口なんかが書いてあると、たまにムカッとくるけれどね(笑)。
次の質問は、「乗っている騎手から見ても、札幌のカーブは緩やかなのか」というもの。これもイエス。コース全体を考えれば楽な部類だと思う。だからコーナーでも速度が持続しやすく、ペースが速くなりがちなんだよね。
ただ、芝1500mの1コーナーだけは楽じゃない。スタート地点が1コーナーの脇にあるポケットだから、最初のコーナーまでの距離がとても短いんだ。その短い間でいかに馬の気持ちをコントロールするか、そこに気を付けて乗らなきゃいけないんだよね。
前回のクイーンSの時にも触れたけれど、スタートはレースのなかでも非常に重要な場面なんだよね。先手を取る、後手を踏むという戦術面でもそうなんだけれど、実は乗り役の心理面でも、スタートを重要視する理由があるんだ。
それは「みんなが注目しているから」。ホラ、テレビを見ていても、全部の馬がいっぺんに映る場面って他にないでしょ? 失敗すると一番目立つから、結構気を使うんだよね。案外乗り役もナイーブでしょ(笑)。



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