成長したなァ、と強く感じさせたユメノシルシの新潟記念。なにせ去年の今頃は500万下を走っていたんだから。
その頃は直線で抜け出してもお終いは止まってしまうというパターンで、好走はするもののイマイチ勝ちきれない馬というイメージだった。でも、今回でそんな悪い印象をすっかり払拭してみせたね。ゴール前の粘り腰、自在性のあるレース運びと、肉体、精神の両面で成長していることがうかがえた。
最後までキッチリと走りきっているし、課題のひとつに挙げていた勝ちタイムも優秀だった。これならば、更に上の舞台でも良いレースができそうだ。今回のようにマイペースで行く事ができれば、もう少し長い距離にも対応できるんじゃないかな。
久々に出てきた夏の上がり馬、という感じ。秋に向けて楽しみな存在になってきそうだね。
成長といえば、もう1頭取り上げたいのがマサミ(松岡騎手)が乗ったダイイチアトム。前回はこの馬の事を「さぼり癖がある」と書いたけれど、手を抜くところもなく、マジメに走っていた。勝ち馬と0秒3差の4着というのは現時点での力の差。それでも、精神面でグッと大人になっているなと感じさせるレースだった。次走でも引き続き注目したい。
最後にアドマイヤモナークについて。前走見せた切れ味はこの馬の成長だと思った。それに違わず今回も33秒9という最速の脚で上がってきているんだけれど、個人的には「もうワンテンポ仕掛けが早ければ」と思ってしまう。
2、3着馬は道中同じような位置取りだったが、動き出しが早かったから上位に来る事ができた。つまりアドマイヤとの差は、仕掛けのタイミングの差だったように思う。
今週末にはカレンダーが一枚めくれて、はや9月になる。天高く馬肥ゆる秋、競馬がグンと面白くなる季節。何事もなく、このまま競馬が続いていくことを願うばかりだ。



坂井さんにメッセージを送る