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坂井千明・プロフィール

坂井千明
元JRA騎手。現在は競馬番組キャスター(ウハウハ競馬・テレビ埼玉など)を始め新聞・雑誌で幅広く活躍中。また、乗馬学校、JRAイベントなどでの実地の騎乗指導にも力を入れている。

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坂井千明のコースの達人
元馬場委員長としてJRA全競馬場の改修に携わり培った知識が凝縮したコース本の決定版です。

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« 台風一過でカラリと秋競馬開幕 | メイン | 美浦に降る雨 »

2007年9月10日

前日の3歳上500万下(9月8日中山12R・芝1600m)の勝ちタイムは1分33秒7。対して京成杯AHのそれは、1分32秒6だ。

この約1秒差を「1秒も離れている」と見るか「1秒しか離れていない」と見るかはそれぞれだろうが、僕はハッキリいって後者だ。オープンのレース、それも重賞なんだから、開幕週の絶好の馬場だけに、もっと速い時計が出ていてもおかしくなかったと思う。

つまり、このレベルの戦いにしては、全体的に遅い流れだったという事。ストーミーカフェがそこまで行かなかったのが大きな要因だろうが、乗っている方にしても、「思っていたより遅かった」というのが本音なんじゃないかな。

この「思ったより遅い」流れが幸いしたのが勝ったキングストレイルだ。元々速い流れには向かないタイプなだけに、今回の展開はピッタリ。流れに乗ってスムーズなレース振りだった。

もちろん、ノッているカツハル(田中勝騎手)の騎乗も見事だったね。内々を回ってソツのない競馬。抜け出してから速い脚でスッと後続を離せたのも、道中ロスなく立ち回ったアドバンテージがあったからこそだろう。

掲示板は、この流れを利した馬が独占したといっていいと思う。後方待機の4、5着馬にしても、位置取りは後ろだったが動き出しは早かったからね。

ヒロ(田中博騎手)が乗ったヴリルは6着。本人は悔しがっていたが、この馬の力を出し切った騎乗だった。ヒロもだいぶ重賞の雰囲気に慣れてきたんじゃないかな。ウン、もう少しだ。

隼人(吉田隼騎手)のインセンティブガイだけれど、この馬は気性面が相当難しいんだと思う。あれだけ手応えが良いのに、追われてから全く伸びないというのだから、どうしてもそういう考えになってしまう。

僕も現役時代は似たようなタイプによく当たったんだけれど、上手くいかない時は一か八かのレースを試してみたりしていた。ポツンと1頭でいってみたり、とかね。この馬にも、そんな療法が必要かもしれないな。

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