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坂井千明・プロフィール

坂井千明
元JRA騎手。現在は競馬番組キャスター(ケイバdeブレイク・BSフジなど)を始め新聞・雑誌で幅広く活躍中。また、乗馬学校、JRAイベントなどでの実地の騎乗指導にも力を入れている。

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坂井千明のコースの達人
元馬場委員長としてJRA全競馬場の改修に携わり培った知識が凝縮したコース本の決定版です。

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2007年10月 8日

重賞でのマサミ(松岡騎手)と隼人(吉田隼騎手)のワンツーフィニッシュだった毎日王冠。弟子の活躍は、素直に嬉しいよね。

でも、負けた隼人はやっぱり悔しかったみたい。電話で話したんだけれど、「悔しい、悔しい」って。

自分では敗因を分析できていて、それが余計思いを募らせる感じかな。ただ、乗り役はそうやって辛い気持ちを消化していきながら成長していくものだから、僕はそれが悪い感情だとは思わない。一歩一歩着実に、進んでいってもらえばいいと思っている。

さて、レースを振り返ろう。今回勝負を分けたポイントは、3~4コーナーだった。ちょうどトップガンジョーダイワメジャーに並びかけていったところ。

あそこでアンカツ(安藤勝騎手)は動いた。というより正確には、動かざるを得なかったんだよね。もちろん、ペースのわりに早い仕掛けになることは本人も分かっていたはずだ。

本当は動きたくなかったかもしれない。でも、動かなくてはいけない。なぜなら、自分が動いて勝ちにいかなくてはいけない状況だからだ。1番人気のダイワメジャーに乗る騎手としては、当然といえば当然の心理かな。

これに合わせる形でブライトトゥモローの後藤も仕掛けていった。こちらも同様の心理だったと思うよ。

結果、ハイペースで、人気馬が早めに動くという展開になった。馬の力を引き出す事に集中していたマサミにとっては、まさに「ハマった」というレースになったよね。

それにしても、他の馬に惑わされずにジッと我慢して、あれだけの末脚を爆発させたのは見事だった。

隼人も良く頑張った。道中は他の馬からのプレッシャーも結構キツかったんじゃないかな。シッカリ馬の力を出していると思うよ。

毎日王冠でふたりが見せてくれた頑張り、それに今日は津村も勇人(的場騎手)も勝って、ホントに気分がいい。こんな日くらいは久しぶりに、ほめたままで終わろうとしようかな。

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