サマー2000シリーズの開幕戦・七夕賞を制したのは7番人気のミヤビランベリ。テン乗りだったんだけど、ユタカ(吉田豊騎手)がこの馬の特徴をよく把握して、単騎のマイペースで逃げられたことが何よりの勝因だと思う。軽量だったし思い切った競馬が功を奏したね。
この馬の戦歴を見れば、逃げることはレース前から明らかではあったんだけど、他の騎手はミヤビランベリを甘く見ていたのか、突っ掛けることもなく単騎で簡単に逃がしてしまった。勝負どころまでホントにスムーズだったし、1000m通過は約1分くらいのスローな流れ。これではスンナリ逃げ切られてしまっても仕方がない。
1番人気に推されていたカネトシツヨシオーは、後方を追走してよく追い込むも6着。この馬の場合は末脚勝負に徹することしかできないから、今回は展開が向かなかったとしか言いようがないね。ペースがペースだったから、4コーナーで馬が殺到して一番大外を回されたのも痛かった。
マイネツキッツは3着と頑張ったものの、勝負所でモタついた走り。急激にペースが速くなったということもあるんだけど、後藤が懸命に追っているのに3、4コーナーでは明らかに手応えが悪かった。たぶんこの馬は、カーブのキツい小回りコースは苦手なんだろう。前走や前々走の東京で見せていた走りとは大きく違っていたからね。
好位で競馬をした隼人(吉田隼人騎手)のキャプテンベガは、道中ずっとムキになって走っていた。引っ掛かっているなら、馬の気持ちを優先させて行かせてしまっても良かったと思う。だけどこの馬は、まだ能力と精神面が噛み合っていないようなフワフワとした走りをしているから、5歳とはいえこれからの馬だと思うよ。
プロキオンSの方もスローな流れで、3、4番手でシッカリと折り合っていたヴァンクルタテヤマが好位抜け出しで勝利。断然人気のワイルドワンダーだけど、この馬は一瞬の切れを身上とする馬だから、自分から動いてマクるという競馬ができない。今回は展開的にその弱みが出てしまった感じがする。
とはいえ、34秒台の末脚で追い込んできているように、やはり力はGI級。展開不向きでも2着を確保しているように、今後も期待できる走りだった。だから負けたとはいっても、気にする必要はないんじゃないかな。



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