2008年07月04日17時18分
大きいところでの活躍が期待されるルシルフ。馬名の由来はフランス語で「風の妖精」だ。
本年の桜花賞馬レジネッタを生んだ追分ファーム。今年もすでに函館で乗り込んでいるティーガー(牡、美浦・尾形厩舎)や、POGニュースで紹介したデルフォイ(牡、栗東・長浜厩舎)ら優秀な2歳馬を送り出しているが、ルシルフ(牡、栗東・池江郎厩舎)も注目すべき一頭だろう。
父は現役時NHKマイルC、日本ダービーの“変則2冠”を達成したキングカメハメハ。種牡馬としては初年度産駒が本年デビューとなる。母ラシルフィード(その父サンデーサイレンス)は現役時5勝。全姉にレジネッタの母アスペンリーフ、半弟に現役のアップドラフト(父エルコンドルパサー・中央5勝)がいるという血統で、このルシルフが初仔だ。
「早くデビューできるというよりは、じっくり乗り込んで良くなっていくタイプ。馬体も素晴らしいものがあります」と、追分ファームの吉田正志さんは豊かな将来性に期待するコメントを本誌「POG通」へ寄せてくれた。
現在はノーザンファーム空港に在厩。500kgを越える大型馬ということもあり、じっくりと育成されている。若駒らしく、スタートにややもたつく点はあるものの、乗り込みそのものは順調とのこと。入厩は現3歳世代ではサブジェクト、そしてあのディープインパクトを手掛けた栗東の名門・池江泰郎厩舎を予定している。
父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンスという配合の2歳馬は、本年22頭登録されている。今後主流となっていくであろうこの血統で、ルシルフが最初にクラシックという大プレゼントを父に届けることができるか!? それぐらいの期待を持ちつつ見守りたくなるだけの雰囲気が本馬にあるのは確かだ。