競馬を司どる様々な要素を数値化している「指数X」。
その指数Xが、計算されるまでの手順は以下の通りである。
既存のスピード指数は、レース全体の走破タイムだけを指標にしているものが多く、
脚質などは反映されていない。
いっぽう「指数X」では、よりリアルなレースを再現するため、
レースを前・中・後半に3分割。
その間をどのようなペースで走ったかを反映し、脚質などの再現に努めている。
つまり、走破タイムが同じでも、ハイペースで逃げ粘った馬や、
スローの流れのなか追い込みを決めた馬などは、指数がやや高くなるようになっている。
次に、1で算出した前・中・後半での値をトータルし、馬の能力を指数化する。
それは、3分割した各セクション(区間)のスピード(秒速)を単純に平均することに始まる。
この段階で平均化した値は、単にレース内容を指数化しただけで、
そのレースでの能力発揮値と考えていただきたい。
なお、先の平均化した値は、現在、すべてのコース、距離には当てはめていない。
つまり単純平均していないレースもあるということだ。
その差別化については、現在もなお試行錯誤中で非公開とさせていただく。
2で算出された数値は、
コース(競馬場)、芝・ダート、距離などを考慮していない。
すなわち、短距離レースほど(スピードが速いほど)
数値が大きくなってしまっている段階である。
そこで、競馬場の全コース別に、独自の基準になる数値を設け、
その数値とSTEP2で算出した数値を比較することで、偏差値を算出する。
これにより、前走で違うコース・距離で走っていた馬同士でも、
能力比較が可能になるというわけだ。
ただし、施行数が極端に少ないレース、
また2001年から2003年にかけての、新潟・東京競馬場のリニューアルもあり、
常に微調整をしているため、単なる平均ではないケースもある。
この調整は詳細は非公開とさせていただく。
レース中には、さまざまな不利があるが、
そういった不利を見逃してしまうと、不当にもその馬の指数が低くなってしまう。
つまり、能力を反映できた数値とはいえなくなってしまう危険があるわけだ。
そこで「指数X」では、不利を受けた馬については、
現在、一律で2m余計に走ったものと想定し、
数値にプラスアルファを加え、補正を行っている。
もちろん不利にも大小があるため、補正の多様化、差別化については現在も研究中。
続いて、馬場状態、内・外のどこを回ったか(コース取り)、
さらに前走からの馬場替わり(ダート→芝、芝→ダート)によっての補正を加える。
ご存知の通り、芝の道悪での走破タイムは遅くなり、
ダートの道悪でのそれは速くなるのが普通。
またラチ沿いを走った馬と、外々を回った馬とには歴然たる走行距離の差が生まれる。
これら、状況によって生じる大きな差について、補正を加えるわけだ。
また、リアルタイム版では、馬場替わりによる数値の変動もここで補正。
これら詳しい補正内容については非公開とする。
5までの作業により、レースぶりの評価する要素をほとんど反映された能力発揮値が完成。
ここへ、レース間隔、コース適正などを加味して、次走で出すであろう数値を予測。
この値こそが「指数X」となる。


